看護師K.S
新しく入職したスタッフに対し、
今度は私が声を掛け、
良い雰囲気づくりをしていきたいです。
入職当時を振り返って
2011年6月に入職し、今年で11年目を迎えました。当時を思い起こすと卒業した大学の付属病院で一年ほど勤務したのちの転職、知識も技術も未熟だった為、先輩方にはたくさんご迷惑をおかけしたと思います。
複数拠点を担当するローテーション勤務も、はじめこそ臨機応変に順応できるだろうかと不安がありましたが、小児科や皮膚科・美容皮膚科などさまざまな診療科やクリニックを横断的に経験させていただけたことで、知識と技術が身に付くと同時に、小児からご高齢者まで幅広い対応ができるようになりました。11年間続ける中でいつの間にか成長できていたと実感します。
長く続けられた秘訣を教えてください
先程もお話したローテーション勤務が自分にピッタリ合っていたことが大きいです。複数のクリニックで、多くの医師や看護師、リハ職、事務員の方と一緒に仕事をさせていただくことで、学びもあり成長できたと思います。私が勤務したことのあるクリニックで体調不良のスタッフがいれば、『代わりにちょっと行ってきて』とか、一昨日一緒に勤務した医師と別のクリニックでお会いして『先生、今日もよろしくお願いします』とか、変化や出会いを楽しんでいます。ローテーション勤務のお陰で、月1回あるクリニックの垣根を越えた会議では、コミュニケーションがとりやすいですし、業務もスムーズに進めることができます。
現在は一カ所のクリニックで固定勤務をすることも可能です。ライフスタイルの変化に応じて働き方に融通が利くことも、20を超えるクリニックを有するタムスグループならではだと感じています。
職場の雰囲気はいかがでしょうか
知識は自分でつけることができますが、医師とのやり取り、先輩や後輩とのやり取りのなかでそれをどう伸ばすかを考えたとき、一番大事なのは人間関係です。タムスグループのクリニックはどこも職員同士の関係性や職場の雰囲気が良いので、業務に集中できると感じています。入職して間もないころから気さくに声を掛けてくださる先生もいらっしゃいます。こんなふうに良くしていただき、働かせていただき、成長もでき、私は本当に恵まれています。
この春から、どのクリニックにも新しいスタッフが入職してくれました。今度は私が声を掛け、良い関係性と雰囲気づくりをしていきたいと思っています。関係性がうまくいけば、仕事もうまくいきますから。これまでコロナでなかなか外食もできませんでしたが、落ち着いてくれば、職場の皆で食事にも行きたいですね。
お仕事の内容を教えてください
総合診療を行うクリニックでは、定期受診をされている方や基礎疾患があって血圧が高かったり、糖尿病を患っている方をみています。内視鏡検査に付くこともあります。また、皮膚科を標榜する総合クリニックでは、腫瘍や小さいものですがオペも対応しますし、美容注射も担当します。
小児科クリニックでは、午後に1時間設けている健診や予防接種など、病気でないお子様が来院する時間帯に次の予防接種の予約をとったり、次に打てる予防接種をお知らせしたり、まだ打っていないものがあればピックアップして、『これをやってあげてください』とご家族にお伝えしたりしています。非常に幅広い業務内容です。
やりがいを感じるときはどのようなときでしょうか
患者様が元気になったときや、感謝の言葉をいただいたときにやりがいを感じます。外来ならではというのでしょうか、患者様の体調が良くなり、診察の前と後で表情が変わったり、お話をしているうちに表情が明るくなったり、点滴や注射で「痛みがよくなったよ、ありがとう」と声を掛けてくださったりする場面では、看護師としての役割を実感し、うれしくなります。
ほかには、休憩時間などに職場のスタッフとたわいもない話をするのも、幸せを感じますね。
入職を考える方へメッセージをお願いいたします
医療系の資格をもった看護師として働くと、技術・知識・経験は自分の努力次第で身につくものだと思うので、そこは常に前向きに考えていただきたいです。
一歩一歩、共に成長していきましょう!
入職当時のインタビューはこちら!
職員が明るく働きやすい職場。多職種のスタッフとの連携もスムーズです。
桐和会を選んだ理由
卒業した大学の付属病院で勤務したのち、地域医療に興味がわき、桐和会に入職しました。桐和会が地域に密着したクリニックであることが興味を持つ最初のきっかけでした。それぞれのクリニックが地域の皆さんに寄り添う診療を目指しており、地域医療を学びたいと考えていた私には最適な場所だと思いました。最大の魅力は、総合診療を行っていることでした。知識も技術も未熟な卒業後間もない転職でしたので、大きな不安がありましたが、未熟だからこそ多くのことを吸収し自身が成長できる環境で働きたい、と思い入職を決めました。
入職してみて
転職して一番よかった点は教育体制が整っていたことです。桐和会のクリニックではプリセプター制度を導入しており、入職直後から約1年、マンツーマンで指導をしてもらいました。大変心強く、技術・知識も多くのことを学ぶことができました。
現在は教育係を決めて、入職された方それぞれに合わせた研修・教育プランを立てています。もちろんプリセプターが必要であればその方法もできますので、安心して働けると思います。
もう一つうれしかった点は看護部の方々が皆さん明るく、働きやすい環境であるということです。現在クリニックの看護部は約20名のスタッフで、各クリニックをローテーションするシフト制をとっています。複数名で勤務するところもあれば、一人で勤務することもあります。
毎日働くスタッフが変わることは初めは緊張しますが、皆さん優しいので安心して働くことができると思います。
現在の仕事を教えてください
クリニック勤務の看護師は各拠点をローテーションで勤務しているので、一緒に勤務する看護師は毎日変わります。様々な方と働けるので、きっと気の合う方が見つかります。またローテーションの都合上一人で勤務することもありますが、その時は事務やリハビリの方に力を借りることも多くあります。そのため他職種とのコミュニケーション、連携もとても大切です。
病院で勤務していた方は、クリニック勤務でいろいろと新しい体験をすると思います。実際私もいくつか新しい発見がありました。まずは患者さんの疾患と過程の違いです。ほとんどの入院患者さんは一人では日常生活が困難で援助を必要とされています。クリニックにも処置が必要な外傷の方や、入院が必要と思われる患者様も来院されますが、たいていは一人で歩いて来られ、元気に帰られる慢性期の方です。私に何ができるのか、看護師としてどう関わるか、今も毎日考えながら働いています。他にもこれまでの経験との環境の違いなどを感じる部分はあるとは思いますが、スタッフで協力・相談し合い勤務しています。地域医療を学ぶには適した環境だと思います。勤務時間は、9時から19時ですが、結婚や出産でのライフステージの変化により、勤務時間はそれぞれ変更できます。実際に出産後に復帰したスタッフも現在3名います。女性が活躍する職種ですので、働きやすい環境づくりが進んでいると思います。