リハビリ職O.S

(2013年4月入職)

タムスグループにもらった“自信”を
後輩に継承していきます

入職から9年間、タムスグループの変遷をどのように感じていますか?

この9年ですさまじい成長を遂げましたよね。一番大きな変化といえばやはり、事業拡大による法人や施設数増加によって『Towakai Universal Medical Service』=“tums(タムス)”の総称が誕生したことではないでしょうか。『タムスグループ』に『Universal Medical Service』が付いた革新のときを良く覚えています。創立25周年を機に企業ロゴができ、2023年には30周年、記念ロゴやキャラクターも完成しました。休むことなく前に進んでいると感じますし、自分自身も法人の発展と共に歩んできた気がしています。

入職当時からの立場や業務の変化をどのように受け止めていますか?

タムスさくら病院江戸川からタムス市川リハビリテーション病院に異動した当初は主任で、その翌年にはマネージャーを経験させていただき、現在に至ります。私がタムスグループに在籍している半数以上は役職者として働いているので、チャンスを掴むか掴まないかは自分次第だと思います。セラピストとしても成長したいしマネジメントにも興味がある人にはチャンスで溢れていると思います。
役職をいただいた直後は、現場にも入れないこともあり、やりがいを見出すことに時間がかかりました。しかし、自分の業務に評価が付いたり、やりたくないなと思うことも組織にとって重要なのだと実感できる出来事があったりして、ガラリと価値観が変わりました。自分がやりたいことが組織の求めることではなくて、組織に求められていることが自分のやるべきことだというのは勉強になりましたね。勤務表の作成をしていると、自分が組んだスケジュールで職員が動いて、患者様にリハビリを提供できて、自分の仕事が多くの人に関わっていることを感じます。そういった責任感を、前向きに捉えられるようになりました。


現在の仕事のどのようなところにやりがいや楽しさを感じますか?

職員教育が一番楽しいですが、人の人生を決めることになる採用にもやりがいを感じています。相手のことも法人のことも踏まえて見極める力、短時間で見抜く力が必要で、リハをやっているだけでは得られなかったスキルを身につけられるのが楽しいです。まずは立場が上の者から稲穂のように首を垂れて接していくべきではないかと考えながら、面接の相手がどのようなことを望んでいるのか積極的に耳を傾けながら、気軽に本心を明かしてもらうための間合いや雰囲気づくりを心掛けています。最近読んでいる本もマネジメントのものばかりですね。どうやったら良い会議ができるか、良い資料が作れるか、無駄な時間をいかに削減できるかを説いた本ばかり読んでいます。すっかり今の業務に夢中になっているみたいです(笑)。


タムスグループの“リハビリ”の歴史を振り返っていかがですか?

医療・福祉・保育と多岐にわたって事業展開をするタムスグループですが、入職当時と比べて、リハビリ職を深く見てもらえる体制になったと感じています。特に、月に1度外部講師を招いて勉強会をする取り組みと、外部研修向きの補助費制度の2つができたのがかなり斬新で。コロナ禍でzoom開催が多くなってしまいましたが、費用は法人が負担してくれるので学びの場を準備するハードルが低くなっています。求職者の多くがこの取り組みに魅力を感じて志望してくれるようにもなり、タムスグループならではの制度が確立されつつあります。また、リハビリは技術職なので物品などハード面を揃えてもらえることにも感謝しています。
それから、回復期リハビリテーションを行う病院が増えたことも大きいですね。9年前はタムスさくら病院江戸川にしか回復期リハビリテーション病棟はありませんでしたが、浦安と市川にも同様の病棟ができて、川口でも始まり、200人近いセラピストが必要になりました。最近でも2022年4月にタムスさくら病院江戸川で120床増床し、江戸川区をはじめ時代のニーズに応えると同時にセラピストが活躍できる場が増えて嬉しいです。
2022年4月には診療報酬の改定があります。取り組みに良し悪しが付くので、ただ回復期をやるのでは病院として生き残れないと考えています。セラピストの人数が増えても質を下げずにリハビリを提供することが課題ですね。


岡部マネージャーが考える“生き残る”ためのビジョンとはどのようなものでしょうか。

大事なことは、日常生活をいかに自立させられるか、入院中にできることを増やして自宅復帰させられるかです。その基準も幅広く、日常生活の介助量をどれだけ減らせたか、重症者をどれほど改善させられたかといった腕の部分もそうですし、多職種との連携もそうですし、退院までの日数などの実績も重視されます。“その人らしさの再獲得”をセラピスト一人ひとりがめざしていけるタムスグループにしたいと考えています。


タムスグループで長く働くメリットを教えてください。

役職をはじめてもらった20代の頃は、それはもう大変でしたけど(笑)、タムスグループに長くいられたのは、今思えば信じて抜擢してくれる環境があったからかもしれません。若いうちに管理職をやらせてもらえる機会って滅多にないですよね。現状維持ではなく、右肩上がりにキャリアを積んでいく将来図を描けるようになったことが大きいように思います。いくつもの経験から、今では年上の方や経験年数が上の方と一緒でも引け目を感じず仕事ができるようになりましたし、先輩相手にも一人の人として向き合えるようになってきました。


最後に、今後の意気込みを聞かせてください。

自分が与えてもらったようなチャンスを後輩に与えていきたいんです。これまでは私自身も探り探りだったので「これを任せたら嫌になってしまうかな」「リハビリじゃない仕事だからやりたくないかな」と過保護に考えてしまっていたのですが、人は役割を元に“できた・できない”を判断するので、来年度は役割をどんどん与えていこうかなと思っています。自分が若手だった頃を思い出してみると、どんな些細な事でも「これお願いできますか?」と頼られると嬉しかったんですよね。そして、「やりました」「ありがとう」の積み重ねから達成感や充実感を得ることができ、成長に繋がるのです。例え失敗しても「よくやった」と迎え、「もう一度行ってこい」と背中を押す、そうやって強い組織をつくっていきたいです。正しい方向に導く自信はあります。


入職当時のインタビューはこちら!
チームアプローチと研修制度で幅広く勉強できるのが魅力

桐和会を選んだ理由

リハビリに興味を持ち、ずっと住んでいる江戸川の地にリハビリで貢献したいと思っていたところ、タムスさくら病院江戸川のオープニングを知り、4年前にオープニングスタッフとして入職しました。タムスさくら病院江戸川の所属する城東桐和会を始めとしてグループの規模が大きく、いろいろとチャレンジできそうだったのが魅力でした。
オープニングの際は本当に大変でしたが、皆が1つの同じ目標に向かって作り上げていこうとする熱気みたいなものをとても魅力的に感じたことが記憶に残っています。

入職してみて

リハビリはとてもいい仕事だと思っています。せっかく取得した国家資格なので、いい環境で思う存分資格を生かした仕事をしていただければと思います。
桐和会のリハビリはPTOTSTが担当する領域で分かれているのではなく、一人の患者さんに対してチームでアプローチしていきます。
資格による垣根が無いので、幅広く勉強できるのも魅力です。

桐和会を目指す方へ

単にルールに沿って仕事をこなすのではなく、自らの考えでルールに肉付けしていける方が来てくれたらと思っています。タムスグループのそれぞれの職場には、新しい意見を受け入れる雰囲気がありますし、これからも発言しやすい雰囲気は大事にして行きたいと考えています。こうした自主性の発揮をグループの企業文化として伝承していってくれる方とお会いできることを楽しみにしています。